究極的には、騒音の発生源を完全に排除すれば騒音はなくなります。しかし、市販のパーツを使用する限り騒音をゼロにすることは不可能ですが、市販されている静音グッズなどを使用して騒音の発生を極力抑えることは可能です。さて、どのような静音化の方法があるか見てみましょう。
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1.CPUファン |
| ファンレスヒートシンクに交換 |
CPUファンは意外と五月蝿いパーツで、PentiumV1GHzのリテールファンは回転数3,900rpmで音圧レベルは31dBと「静か」の中には入りません。また、市販の高性能CPUファンは35dB〜40dBと更に高くなります。静粛性の高い(30dB以下)CPUファン&ヒートシンクに交換するのが一般的かと思います。しかし今回は、「PCパーツレビュー」に掲載したファンレスヒートシンクを使用し、騒音の発生を完全に防止します。これであれば、CPUファン故障で停止しても熱暴走を心配する必要はありません。
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2.電源本体及び電源ファン |
| 静音ファンに交換 |
既設電源ファンの取り外し |
電源ファンも物によってはCPUファンより五月蝿いものがあるぐらいの騒音発生源です。静粛性の高い電源に交換するのが一番ベストかと思いますが、既存の電源を使用する場合、ファンを静粛性の高いものに交換します。
今回使用した電源のファンは基盤から直接電源が供給されていたので、線をニッパで切断し、線の先端にはショートしないようにビニルテープを巻きます。交換したファンの電源はマザーボード側から供給できるように電源コネクタを電源本体の外に出しました。
電源をファンレスにしてしまう手もありますが、電源本体やケース内の熱を逃がすことができなくなるのと、電源本体を壊す危険性があるのでお奨めはできません。
今回使用したファンは80mmの山洋製のサーミスタ内臓のケースファンです。回転数は温度によって1,450rpm〜3,000rpmまで可変し、音圧レベルは14〜29dBとなっています。使用した感じでは回転数が1,475〜1,650rpmと低速なのでかなり静かになりました。
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| 防振グッズ(防振シート、ワッシャー) |
防振シートを両面テープでずれ止め |
その他に電源本体と電源ファンの防振用に防振シートを使用します。防振シートは柔らかいので両面テープで貼り付けると電源取り付け時に防振シートがずれるのを防ぎます。
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| 防振ワッシャーで固定 |
電源本体に制震シート貼付 |
電源をケースに固定する際、防振ワッシャーを使用して極力ケース本体に振動を伝えないようにします。
電源本体|防振シート|ケース|防振ワッシャー|ビス|といった具合にサンドイッチにして固定し、より防振効果を上げます。更に、電源本体にはダイポルギー制震シートを貼り付けて振動を抑えます。しかし、防振シートや制震シートの効果は思ったほど無いように思います。
やはり電源ファンの交換が静音化には効果的です。もしくは、静音設計の電源に交換するのも効果的だと思います。
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3.ハードディスク |
| 静粛性の高いBarracua ATA W |
ハードディスク消音ケースSmart Drive |
ハードディスクも意外と五月蝿いものですが、今回は音圧レベルが20dB(アイドル時)と圧倒的に静粛性の高いBarracuda ATA Wに交換します。(Deskstar120GXPは30dB)
しかし、電源ファンを静かなものに交換すると静粛性の高いBarrcudaATA
Wでもアクセス音が気になります。そこで静粛性を高めるためにハードディスク消音ケースのSmart
Driveを使用します。DTLA(アイドル時、30dB)のようなカラカラとアクセス音のするハードディスクでもSmart
Driveに入れると耳をケースに近づけないとアクセス音が聞こえないぐらい静かになります。
このハードディスク消音ケースは熱が篭らない設計となっていますが、Cheetahなどの超高速回転のハードディスクでは発熱量が多過ぎるため消音ケースでは熱を逃がしきれないので、かえって熱が篭ってしまいますので注意が必要です。 |
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4.DVD/CD-ROMドライブ |
| 静音モード切替ユーティリティ |
| 最近のDVD/CD-ROMドライブも48、52倍速と高速になったことにより動作時のモータ回転音は意外と五月蝿いものです。DVD/CD-ROMドライブメーカーによっては静音モードに切り替えるツールを用意していますのでそれを利用するといいと思います。PioneerのDVD-A60Sで静音モードにするユーティリティーが提供されています。ただし、読み込みの倍速が落ちるのと、β版であるということを承知の上で使用する必要があります。 |
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5.グラフィックカードのチップファン |
| ファンレス・グラフィックカード |
最近では、グラフィックカードも高性能になりチップにファンを装着したカードが多くなりました。しかし、3Dのグラフィック性能を追求しないのであれはチップの発熱が少なくファンレスヒートシンクを使用しているMatrox社製のG450やG550、ATI社のRADEON7000、nVIDIAのGeForce2MXチップを使用したグラフィックカードを使用するか、グラフィック機能内蔵のマザーボードを使用するのが静音化には良い方法だと思います。
最近では、GeForce4MX440チップを使用したグラフィックカードでファンレスヒートシンクを使用した製品が出ているので、どうしてもそこそこの3D性能が必要で静粛性も保ちたいという方には最適だと思います。
今回は、手持ちのMatrox社製のG400を使用します。 |
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6.マザーボードのチップファン |
| チップ用ヒートシンク |
マザーボードのノースブリッジにチップファンを使用している製品がありますが、できればファンレスヒートシンクを装着したマザーボードを選択するのが一番いいと思います。しかし、どうしてもチップファンを装着したマザーボードを使用する場合には、高性能なチップ用ヒートシンクに交換し静音化を図ります。
今回は、AsusのTUSL2-Cを使用しますので、もともとファンレスヒートシンクになっています。 |
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7.ケースファン |
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ケース内の排熱処理を考えると必要なパーツですが、電源ファンがこの役割を兼ね十分な排熱処理ができる場合にはケースファンを取り除きます。どうしても、ケース内に熱が篭る場合には、30dB以下の静音ファンを装着します。温度によってファンの回転数が可変するサーミスタ内臓ケースファンが最適かと思います。 |
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8.ケース本体 |
| ダイポルギー吸音シート |
ケース本体から出る騒音は、電源やハードディスクなどの振動がケースに伝わりそれが、パネル接合部から発生するビビリ音やケース本体の強度不足による振動が主な発生源です。今回は既存のケースに静音グッズのダイポルギー吸音シートを使用して電源、ハードディスク、ケース本体からの音を吸音し静音化します。しかし、あまり静音効果を期待せずに、無いよりはましという程度に考えていた方がいいと思います。 |
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